毒っ気の強いオンナを主人公に描いた映画「後妻業の女」。この作品は本で読むのが先で、その後に映画化されたことを知って観に行きました。
原作では、大竹しのぶの演じた小夜子が、もっと毒っ気が強かったのですが、映画ではチャーミングな大竹しのぶの人柄のせいか、とても可愛らしいおばちゃんに仕上がっていて、なんとなく憎めない役どころになっていました。映画はR12だったのですが、観に来ている客層をみると、大体がシルバー世代。
アラフォーの私が一番若い年齢層でした。おじいさん役が小夜子にどんどん殺されていくストーリーをお客のおじいさんたちはどんな思いで見ているんだろうと思い、隣のおじいさんを見ると、「ハッハッハッハ!!」と豪快に笑っており、少々ホッとした心持になりました。
映画のエンディングは原作と違いハッピーな感じになっていたので、観終わった後もなんとなくウキウキした気分が残って、後味が良かったです。